OCCLUSION COLUMN
奥歯の噛み合わせの高さが変わるとどうなる?
奥歯は食べ物をすりつぶすだけでなく、噛んだときの下顎の位置を支えています。高さの変化が疑われるときは、お口全体で原因を確認します。
奥歯が担う「支持」
上下の奥歯が安定して接触することで、噛む力を分散し、下顎の閉じる位置を支えます。歯の喪失、強い摩耗、傾斜、合わない修復物などにより接触の状態が変化することがあります。
起こることがある変化
- 前歯の重なりが深く見える
- 噛む位置が定まりにくい
- 左右どちらかで噛みやすくなる
- 特定の歯や修復物へ力が集中する
- 顎関節や咀嚼筋に違和感が出る
これらは別の原因でも起こるため、症状だけで奥歯の高さの問題とは判断できません。
歯科で確認する項目
歯の接触、摩耗、動揺、歯周組織、欠損部、詰め物・被せ物、顎の動きを確認します。必要に応じて模型、口腔内写真、画像検査などを組み合わせ、静止した噛み合わせと動かしたときの接触を評価します。
自己判断で噛み合わせを変えない
市販品を挟み続けたり、気になる歯を削ったりすると、接触関係をさらに変えるおそれがあります。急に噛めなくなった、修復物を入れてから違和感が続く、歯が欠けた場合は早めにご相談ください。
症状や原因は一人ひとり異なります。この記事だけで自己判断せず、気になる変化がある場合は歯科医師の診査を受けてください。
歯科医師監修・内容確認日:2026-08-16 監修:院長 山田 聡(歯学博士)