ORAL SURGERY COLUMN
親知らずの周りが腫れる原因と受診の目安
親知らずが一部だけ生えていると、歯と歯ぐきの隙間に汚れがたまり、周囲に炎症が起こることがあります。繰り返す場合は位置や清掃性を確認します。
智歯周囲炎とは
親知らず周囲の歯ぐきに細菌が増え、腫れや痛みが生じた状態です。口が開きにくい、飲み込むと痛い、頬まで腫れることがあります。いったん症状が軽くなっても再発する場合があります。
診査で確認すること
親知らずの生え方、周囲の歯ぐき、手前の歯の虫歯や歯周組織を確認します。必要に応じてパノラマエックス線やCTで、歯根、顎の骨、下顎管などとの位置関係を評価します。
抜歯は炎症の状態も考慮します
すべての親知らずを抜くわけではありません。清掃できるか、炎症を繰り返すか、隣の歯へ影響しているかなどを踏まえます。強い急性炎症がある場合は、まず炎症への処置を行ってから抜歯時期を検討することがあります。
早めに連絡したい症状
発熱、急速に広がる腫れ、口がほとんど開かない、飲み込みにくい、息苦しい症状は早急な対応が必要です。腫れた部分を強く押したり、自己判断で残っている抗菌薬を服用したりしないでください。
症状や原因は一人ひとり異なります。この記事だけで自己判断せず、気になる変化がある場合は歯科医師の診査を受けてください。
歯科医師監修・内容確認日:2026-08-16 監修:院長 山田 聡(歯学博士)