PROSTHODONTICS COLUMN
入れ歯で噛むと痛いときに確認すること
入れ歯の痛みは、当たる部分を削るだけでは改善しないことがあります。粘膜の状態、入れ歯の適合、噛み合わせ、動きを合わせて確認します。
痛みの主な原因
- 入れ歯の縁や内面が粘膜へ強く当たる
- 特定の歯だけ先に接触する
- 噛むと入れ歯が回転・沈下する
- 顎の骨や粘膜の形が変化した
- 乾燥や傷、口内炎がある
調整時に確認すること
痛む場所と入れ歯の当たりを確認し、噛んだときの接触、維持、安定を診査します。必要に応じて内面の調整、噛み合わせの調整、裏打ち、修理、作り直しを検討します。
自分で削らないでください
市販のやすりなどで削ると、必要な部分まで失われ、入れ歯が不安定になることがあります。受診前は可能であれば数時間装着していただくと、当たっている場所を確認しやすくなります。ただし、強い傷や出血がある場合は無理に装着しないでください。
定期的な確認が必要です
顎の骨や粘膜は時間とともに変化し、人工歯も摩耗します。痛みがなくても、入れ歯と残っている歯、粘膜、噛み合わせを定期的に確認することが大切です。
症状や原因は一人ひとり異なります。この記事だけで自己判断せず、気になる変化がある場合は歯科医師の診査を受けてください。
歯科医師監修・内容確認日:2026-08-16 監修:院長 山田 聡(歯学博士)