SAFETY IN DENTAL CARE
医療安全・感染対策への取り組み
安全への配慮は、設備をそろえるだけでは完結しません。問診と診査から始め、必要な設備を選び、院内で対応できる範囲を判断し、必要に応じて地域の医療機関へつなぎます。
1.持病・服用薬・体調を確認します
初診時と治療前に、現在治療中の病気、アレルギー、服用薬、過去の治療で体調が悪くなった経験などを確認します。全身状態や当日の体調によって、治療内容や実施時期を調整する場合があります。
2.必要な情報を確認して治療計画を立てます
お口の診察と通常のレントゲンだけでは判断しにくい場合は、歯科用CTを使用して歯や顎の骨などを三次元的に確認します。親知らず、歯の根、顎の骨など、診断や治療計画に必要な場合に撮影します。
3.細部の確認が必要な処置では拡大視野を活用します
根管治療など、細かな部分を確認する必要がある診査・処置では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用する場合があります。歯科用レーザーも、症状と適応を確認したうえで対象となる処置に活用します。
4.必要に応じて患者さんの状態を確認します
静脈内鎮静法や全身状態に配慮した診療では、生体情報モニターを使用する場合があります。患者さんの状態を確認しながら診療を行うために活用しています。
安全性を確保できないと判断した場合は、院内で無理に処置を行わず、対応可能な医療機関への紹介を検討します。
5.飛沫・エアロゾル対策を行います
全診療ユニットに口腔外バキュームを設置し、歯を削る処置などで生じる飛沫やエアロゾルの拡散を抑えるために使用しています。
器具の機械洗浄・熱水消毒・滅菌、清潔な保管、院内の空気環境への配慮とあわせ、院内感染対策を行います。
6.地域の医療機関と情報をつなぎます
持病や服用薬について確認が必要な場合は、患者さんの同意を得たうえで、かかりつけ医への照会や情報共有を行うことがあります。病院や施設への訪問歯科でも、主治医、看護師、施設職員などと連携して診療を進めます。
7.必要な場合は高次医療機関へ紹介します
親知らずなどの処置の難易度、全身状態、必要な検査・治療内容から院内での対応が適さないと判断した場合は、病院の歯科口腔外科など、対応可能な医療機関へ紹介します。
「提携病院」「指定病院」という関係を示すものではなく、患者さんの状態と必要な医療に応じて紹介先を検討します。
よくあるご質問
全身疾患がありますが受診できますか?
ご相談いただけます。持病、治療状況、服用薬、当日の体調を確認し、必要に応じてかかりつけ医への照会や医療機関への紹介を行います。自己判断で薬を中止せず、お薬手帳をご持参ください。
歯科医師監修・内容確認日:2026年7月27日 監修:院長 山田 聡(歯学博士)